10月30日に発行されます。
夏の初めに取り掛かって、45点のアロマ植物を描き、
やっとこの秋に発売の運びとなりました!
著者のアロマセラピスト木田順子さんは芦屋を拠点に、
アロマテラピー及びハンドボンディングケア
に関する活動を展開されています。
http://www.kenkounokoto-midi.jp/
類書との違いは和のアロマ植物を詳細に取り上げているところ。
ヒノキやトドマツなど、針葉樹を描くのは根気の要る作業になりましたが、
筆が慣れてくると楽しいもの。
今まで見逃していた針葉樹の細かい作りに感心しながら描きました。
表紙は女性デザイナーが素敵に仕上げて下さいました。

表4はこんな感じ。文字の形がとてもオシャレ。

中ページはこちら。
アロマ植物の情報、特徴や使い方、効能などが分かり易く、詳細に書かれています。
それぞれの植物や精油の歴史&雑学の欄も面白いです。

中のイラストです。
植物の色味は中世のボタニカルアートのような落ち着いた感じで・・・
というのが編集者の方からのご要望でした。
印刷に使われる紙にもよりますが、印刷されると色が原画より暗めに出る傾向があるので、
原画はそれほど暗くしませんでした。


花があるとやっぱりページが華やかになります。

樹木の木肌を表現するには、少しザラザラした紙を使いました。
筆の水分を少なめにして、塗るというよりは毛先でなでる感じで表現。



こちらが和のアロマ植物。


つるむらさき、金時草、モロヘイヤ、ピーマンにズッキーニ、ミニトマト、それにブロッコリーとミニトマト。じゃがいもまで!
ナスは私が苦手なのは知ってるけれど、絵に描いたらいいからと入れてくれたそう。『ていざナス』という品種だとか。ホントにきれいなナス紺!
それぞれに食べ方や効能が手書きで添えられていて彼女らしい・・・。
こんなにたくさんの種類の野菜を全部自分で育ててるというからびっくり!!
彼女とは美大の同じデザイン科の同級生で、大学そばの寮で生活を共にした仲。
今は郷里の長野に戻り日本画を描いています。
植物の絵を描く事が多い私に、野菜の他にも絵のモチーフにと、広い!広い!庭で育てたいろんな植物を度々送ってくれる彼女。
絵本作家のターシャのような庭なのかなぁと想像し、ちょっと羨ましく思いつつ、我が家の小さな庭にもそろそろ種を播こうかな・・・と。さて何の種にしよう?

